こんにちは治美です^^@
今年もアニモ(岡崎市動物総合センター)で成犬になる前(8ヶ月から10ケ月)の犬を対象にしたしつけ教室をやらせていただいています。
この年齢はちょと難しくなる頃です。人でいう思春期のような感じですね。子犬の頃は無邪気にできたことでも嫌だと言い出したり、いまいうこと聞かなくてもあとで聞けばいいやといった作戦も立てられる知恵がついてきます。また、甘噛みが残った、トイレができなくなった、お散歩で引っ張る、色々な悩みが出てくるのもこの時期です。
1回目は講義。犬という動物についての基本的な考え方、環境の整備についてや接し方などの中心になる話のほか、飼い主さんが守るべきことや動物の福祉についてのお話もさせていただきました。この時間でお話することは、今までの考えを変えて犬との生活を楽しむためにはどう考えるべきかと言った根本を見直してもらう提案をしています。
犬に上下を教えたい、怒るときにマズル(口の周り)を押さえ込んでいる。そんな話を今でも効くことがあります。犬には会社の役職のような上下関係はなく、それぞれのシチュエーションにあった個体がリーダーとして行動します。また、マズルを掴むというのも、誤解から生じたようで実際に犬たちが叱ったりたしなめるためにマズルを噛んだりはしません。アルファロールと言われるお腹を出させて服従させるという方法もまた然りです。これらのことは動物虐待以外の何ものでもありません。
こういった誤解をとき、犬が喜んで一緒に作業する方法をお伝えしてます。次回からは実技になります。ワンちゃん達と楽しい時間を過ごしてもらい、毎日が楽しいものになっていくお手伝いができたら幸いです。
ちなみにこのお教室、宿題がいっぱいです^^@